二人で見た雪は忘れない summer 3

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サプライズ

 

拓真「ここだよな。
絵梨の母さんの店って」

 

朔「入りにくいな」

 

拓真「電話で呼ぼうぜ」

 

咲に電話してみる。

 

朔「咲、正面から入っていいのかな」

 

咲「朔ちゃん、遅い。拓真くんは?」

 

朔「一緒にいるよ」

 

咲「ちょっと、待ってて。今行くから」

 

電話を切って5分くらい経ったか。

 

朔「遅いな、咲」

 

路地裏から咲が出てきた。

 

咲「二人とも、こっちこっち」

 

咲に呼ばれ付いて行く。

 

調理場の勝手口のようだ。

 

店と反対方向だな。

 

咲「ここだよ」

 

朔「おー!! すげーな」

 

拓真「VIPルームかよ」

 

貸切の部屋だ。

 

拓真「いいのかよ、ここ使わせてもらって」

 

咲「ここね、お店の部屋じゃないの」

 

絵梨「物置だった所をね、
咲ちゃんと一緒に片付けたの」

 

朔「二人でやったの?
言ってくれれば手伝ったのに」

 

絵梨「いいよ、
二人を驚かせたかったし」

 

テーブルの上には沢山料理がある。

 

朔「何これ、
全部僕達が食べてもいいの?」

 

絵梨「そうだよ」

 

ノックの音「トントン」

 

咲「どーぞ」

 

絵梨の母「いらっしゃい」

 

朔「こんばんは、
今日はこんな素晴らしい場所を
提供していただいて
ありがとうございます」

 

絵梨の母「いいんだよ、
あなた達頑張ったからね。
それに、聞いたかもしれないけど、
ここ使えるようにしたのは
この子たちだからね」

 

朔「はい、聞きました」

 

拓真「すみません、
ありがたく使わせていただきます」

 

絵梨の母「なんかあったら、
なんでも言ってね」

 

朔「はい、ありがとうございます」

 

絵梨「今日は、
みんなで盛り上がるよー」

 

座ると体が痛い。

 

折角、良くなってきたのに
また、振出しになっちまった。

 

なんだか、笑うたびに体が痛い。

 

絵梨のお母さんの料理がうまい。

 

今日は、凄く楽しい。

 

仲間っていいな。

 

これも、
咲がリレーに誘ってくれたお陰だ。

 

僕達は時間が許す限り、
この場を楽しんだ。

 

絵梨「咲、もうそろそろいんじゃない」

 

咲「うん、ちょっと絵梨も手伝って」

 

あれ、お互い呼び捨てになってる。

 

二人とも、随分仲良くなったんだな。

 

絵梨が先に入ってきた。

 

絵梨「今日は、
サプライズで咲と私から
プレゼントがあります」

 

何だろ?

 

絵梨「咲いいよ」

 

咲「ジャーン、
咲と私がケーキを作りました」

 

たくま「マジで」

 

朔「すっげー」

 

本当にお世辞じゃなく凄い。

 

店で売ってるのと変らないくらいの
出来栄えだ。

 

拓真「うまそうじゃん」

 

朔「お店で売ってもいいくらいの出来だね」

 

絵梨「私達頑張りました」

 

なんか、今回は女子に借りができたな。

 

拓真「早速、食べようぜ」

 

絵梨「拓真、
もう少し見て楽しみなさいよ」

 

拓真「だって、う
まそうなんだってこれ」

 

絵梨「これ、言うな」

 

拓真と絵梨てお似合いだな。

 

咲「拓真くんと絵梨、お似合いだね」

 

咲、僕が思ってた事言っちゃったよ。

 

絵梨「咲、何言ってるの?」

 

拓真「そうだよ、咲」

 

咲「え~っ、そう思ったんだけどな」

 

助け舟を出すか。

 

朔「それだけ、
僕達は仲がいいって事だろ」

 

絵梨「そうだね、
私達凄く仲良くなったもんね」

 

拓真「早く、ケーキ食べようぜ」

 

絵梨「拓真、今いい話ししてたのに」

 

拓真、そのタイミングで・・・
面白いやつだ。

 

絵梨「しょうがないな、拓真は」

 

拓真「大きいの俺にくれよ」

 

絵梨「あー切るの失敗しちゃった。
この小さいの拓真のね」

 

拓真「だから、
大きいヤツくれって言ってるだろ」

 

咲「私の小さくてもいいから
拓真くんに大きいのあげて」

 

拓真「咲は優しいな」

 

絵梨「なに、
私は優しくないって言うの」

 

なんだ、痴話喧嘩始まったのか。

 

咲「もう、いいじゃない、二人とも」

 

朔「早く食べようよ」

 

なんだか今日は楽しい。

 

 

 

to be continue

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