二人で見た雪は忘れない spring 9

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祖父母

 

僕のおじいちゃんとおばあちゃんは
もういない。

 

おじちゃんは僕が高校2年の時に
亡くなつた。

 

その2年後には、
おばあちゃんが逝ってしまった。

 

おじいちゃんは、
僕に星の事を一杯教えてくれた。

 

おばあちゃんは、
僕に人に優しくする事を教えてくれた。

 

なのに、今の僕は
おじいちゃんとおばあちゃんが
教えてくれたことが全く出来てなかった。

 

咲の事を思い出すことで
僕は、おじいちゃんとおばあちゃんの事を
よく、思い出すようになった。

 

本章は、亡くなった
僕のおじいちゃんとおばあちゃんに捧ぐ

 

*************************

 

じいちゃんの家に着いた。

 

朔「ばあちゃん、今日お世話になるね」

 

祖母「朔、元気そうだね。あらー
かわいいお嬢さんだね」

 

咲「我那覇 咲です。お世話になります」

 

祖母「寒かったでしょ。早く中に入りなさい」

 

咲「おじゃまします」

 

咲は、コミュ力高いな。

 

もう早や年寄り相手に会話が馴染んでる。

 

祖母「朔、温まったら二階荷物
持っていきなさい」

 

祖父「明日、帰る前に温泉でも行くか?」

 

咲「温泉行きたいです」

 

祖父「そっかそっか、
じゃあ連れてってやろう」

 

朔「咲、いらない荷物あるか?
僕が2階に持っていってやるよ」

 

咲「私も行く」

 

僕が先行して二階に行く。

 

咲「部屋分かれてるね」

 

朔「当然だろ」

 

咲「修学旅行気分味わいたかったのに~」

 

朔「修学旅行だって男女別だからいいの」

 

咲「つまんない」

 

別にこれでいいんだよ。

 

今日の夕食はばあちゃん手料理だ。

 

ばあちゃんの料理、茶色な物が多いけど
結構うまいんだよな。

 

腹ごしらえも済んだ。

 

さて、行こう。

 

朔「じいちゃん、
もうそろそろ行きたいんだけど」

 

祖父「ちょっと待っとれ、
エンジンかけてくるから」

 

車が暖まるのに10分くらい待った。

 

僕たちは、天文館に向かう。

 

辺りはもう真っ暗になっていた。

 

車は街灯が灯っていない道を進んでいく。

 

ただ、月明りがぼんやりと
周りを照らすので
天文館のシルエットがとても
幻想的に見えた。

 

祖父「ついたぞ」

 

天文館に到着した。

 

祖父「ちょっと、待っとれ」

 

じいちゃんは、天文館の鍵を開けて
中へ入っていった。

 

天文館の照明が点いた。

 

祖父「入っていいぞ」

 

咲「朔ちゃん、早く行こ」

 

朔「あっ、うん」

 

咲は、待てを解除された犬みたいに
車から飛び出した。

 

僕も、久しぶりに来たので
テンションが上がる。

 

朔「咲、そんなに急いだら危ないぞ」

 

咲「大丈夫よ」

 

中に入ると暖かい。

 

朔「じいちゃん、暖房入れてくれてたんだね。
ありがとう」

 

無言で親指を立てる。

 

流石、オヤジの父親だな、雰囲気似すぎてる。

 

咲「おじいちゃん、この中見て回っていいの?」

 

祖父「いいよ、今日は貸し切りだぞ」

 

咲「ありがとう、おじいちゃん」

 

咲、楽しそうだな。

 

連れてきてよかった。

 

祖父「朔、ここの機械使い方分かってるよな」

 

朔「うん、問題ないよ。
僕、勝手に動かしていいの?」

 

祖父「ゲートの開け閉めくらいなら
問題ないだろ」

 

朔「じいちゃん、ありがとう」

 

祖父「朔、説明していくぞ。
じいちゃんここ出ていったら照明落とせよ。
道路のゲートは閉めてくからな。
誰も来ないと思うけど鍵はかけてくれよ。
なんかあったら、電話くれ」

 

朔「うん、わかった」

 

朔「じいちゃん、ありがとう」

 

じいちゃんが耳元で小声で言ってきた。

 

祖父「なんだったら、
ここで泊まってもいいんだぞ。
簡易の布団あるの知ってるだろ。
天体ボックス旋回させれば
日の出も見えるからな」

 

オヤジの父親やることが一緒だな。

 

祖父「じゃあ、じいちゃん行くからな」

 

咲「おじいちゃん、ありがとう」

 

じいちゃんが天文館を出ていく。

 

僕は、じいちゃんの支持通りにことを済ました。

 

 

 

to be continue

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