二人で見た雪は忘れない spring 26

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アンカー

 

咲「おはよー 朔ちゃん」

 

朔「おはよう 咲、今日テストの結果
掲示板に貼られるね」

 

咲「うん、朔ちゃん掲示板に
載ってるといいね」

 

朔「それはないだろう、さすがに」

 

咲「わからないよ~」

 

学校に入り掲示板のある場所へ行く。

 

1番 我那覇 咲・・・

 

なんだと・・・29番 徳永 朔

 

咲「朔ちゃん、すごーい」

 

奇跡が起きた。

 

信じられなくて何度も掲示板を見る。

 

担任の先生が来た。

 

先生「朔、頑張ったな」

 

朔「はい、たまたまです」

 

先生「その調子でがんばれよ」

 

朔「はい」

 

やれば、結果が付いてくるんだな。

 

朔「咲、教室いこっか」

 

咲「うん」

 

それより、これからの方が
大変なのかもしれない。

 

今日のクラスのタイムトライアルで
1番を取らないといけないらしい。

 

咲は、ハードルどんだけ
上げるつもりだよ。

 

僕は部活と自主練をこなして
単距離が体に馴染んできて
今日は絶好調だ。

 

先輩の指導も厳しかったが
咲の練習は更に厳しかった。

 

この短期間にかなりパワーアップした。

 

そして、クラスの選手を
選ぶためのタイムトライアルが
ついにやってきた。

 

僕の順番は最後だ。

 

野球部とサッカー部
あいつら強敵だな。

 

半分くらい走ったが今のところ
速いヤツはいなかったな。

 

これからか。

 

次、野球部の佐々木か。

 

アイツ確か速いよな。

 

ん、速いな。

 

多分、1番速いかも。

 

次、僕の番だ。

 

サッカー部の田中か。

 

速いのは知っている。

 

位置についてよーいドン!!

 

僕だって頑張ってきたんだ。

 

負けるわけにはいかない。

 

やった!!

 

ギリギリではあったが勝った。

 

タイムはどうだろうか?

 

咲が手を振ってる。

 

結果はどうだったんだ。

 

朔「咲、どうだった」

 

咲「朔ちゃん、おめでとう」

 

朔「マジか」

 

正直信じられない気持ちがあるが
咲の言う通りに僕はクラスで
1番になった。

 

 

ホームルーム

 

 

先生「クラス対抗リレーは
佐々木、徳永、相馬、我那覇
でいいかな」

 

教室はざわざわしている。

 

先生「走る順番は、
4人で決めろ。いいな」

 

佐々木「まさか、朔が
選ばれると思わなかったな」

 

相馬「ほんとだね。徳永くん、
いつの間に速くなったの?」

 

朔「去年から結構体鍛えてたからね」

 

咲「朔ちゃん、頑張ったもんね」

 

何だろう。

 

佐々木も相馬も以前から知っていたが
話しをするのは
初めてみたいなもんだよな。

 

咲「はい」

 

相馬「咲ちゃん、なに?」

 

咲「順番なんだけど、
提案あるのね、いい?」

 

佐々木「いいよ、言ってみ」

 

咲「うん、1番目は佐々木くんで
ここでトップにはいってもらいたいの。
2番手は絵梨ちゃんにお願いしたいの。
この辺で上位を保ちたいんだ。
そして3番は私この辺で
1番か2番目に入りたいの。
そして、アンカー朔ちゃん。
あとは全てを託すよ。どうかな?」

 

佐々木「いいんじゃないかな」

 

相馬「OK!!」

 

朔「やってやる、畜生!!」

 

佐々木「畜生ってなんだよ。
頼んだぜ、朔」

 

相馬「お願いね、徳永くん」

 

咲「がんばって、朔ちゃん」

 

体育祭まであと5日。

 

よし、頑張るぞ!!

 

 

 

to be continue

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