二人で見た雪は忘れない spring 21

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体力検定

 

6月になった。

 

今日は、体力検定の日だ。

 

咲「おはよー 朔ちゃん」

 

朔「おはよー 咲」

 

僕達はあの事以来、順調に付き合っていた。

 

あれから、デートもした。

 

咲は、モテるので結構告白されたりしてた。

 

なので、僕らは
付き合ってること公認することにした。

 

それ以来、咲に告白する人はいなくなった。

 

僕は、咲の味方でいると約束した。

 

僕が今できることを全力でやることにした。

 

僕は、あの件以来、
部活以外でも朝に走るようになっていた。

 

その他の筋トレもしていた。

 

咲から見ると僕は低スペック男子である。

 

咲に相応しくなりたかった。

 

その為に何かできないか。

 

僕は一つの目標を持った。

 

勉強も自発的にするようになった。

 

前回のテスト結果、
咲に勉強を教えてもらったのもあるが
230人中105番、
咲のおかげで中間くらいに
入ることができた。

 

以前は180番くらいだったので
格段の進歩である。

 

とにかく、咲に近づきたかった。

 

僕は、この体力検定も
全力で挑むことにした。

 

結果は、去年の僕を凌駕する結果になった。

 

中学で陸上入って先輩に
扱かれたせいか大分力が付いたようだ。

 

中学入ったばかりの頃の
軟弱だった僕は、もういない。

 

 

放課後

 

 

咲「朔ちゃん、部活行こう」

 

朔「うん、なんか腹減ったな」

 

咲「朔ちゃん、これあげる」

 

朔「カロリーメイト、いいの?」

 

咲「うん、毎朝頑張ってる
朔ちゃんの為に持ってきてるんだよ」

 

朔「んっ、知ってたの?」

 

咲「そりゃ、知ってるよ」

 

ばれてたのか?

 

わからないようにやるのが
カッコよかったんだけどね。

 

咲「朔ちゃん、最近勉強やってるでしょ」

 

なんだ、この子は超能力者かよ。

 

咲「朔ちゃん、
なんか最近カッコよくなってきたし」

 

朔「何言ってるの?」

 

なんか、顔が赤くなっていくのが
分かった。

 

咲「うかうかしてたら、
朔ちゃん誰かに取られちゃうな」

 

朔「そんな、物好きいないって」

 

咲「んーっ、
朔ちゃんと私付き合ってるんだからね」

 

咲は頬っぺた膨らませてそう言った。

 

朔「物好きは失言だった、ごめん」

 

でも、いんだよ。

 

僕は、単純に咲に
好かれたいからやってるだけなんだから。

 

 

帰り道

 

 

部活も終わり咲と一緒に帰る。

 

咲「ねえねえ、朔ちゃん、
なんでそんなにがんばっているの?」

 

朔「ん」

 

そんなこと言えるかよ。

 

朔「別に、がんばってないって」

 

咲「いや、朔ちゃんの目、見たらわかるよ」

 

朔「それは、どんな目なんだよ」

 

咲「なんかね」

 

一所懸命説明してるが
何言ってるかわからん。

 

あんだけ頭がいいのに擬音
多すぎるだろうが。

 

咲「とにかく、目標ができたんだね」

 

朔「うん」

 

咲「そっか、よかった」

 

なんか、咲、嬉しそうだ。

 

ただ、それだけでいい。

 

お前の為なんて言葉を使うと
よくあるドラマの
別れのシーンになりそうで怖い。

 

でも、これからからが勝負だ。

 

 

 

to be continue

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