二人で見た雪は忘れない spring 20

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二人の思い

 

まだ、付き合ったばかりなのに
僕は、別れを考えていた。

 

咲の事は好きなんだけど
もっと、相応しい人がいるんじゃないか。

 

余計なことを考えてしまう。

 

咲からメールが来た。

 

朔ちゃん、

帰りなんか元気なかったね。

どうしたの?

From saki

 

感がいいからな、咲。

 

隠し事ができない。

 

確信に触れても大丈夫だろうか。

 

隠していてもどうせばれるなら
やんわり聞いておこう。

 

うん、咲なんでも

できるんだなって思ったら

付き合う相手、僕でよかったのかなって

考えてしまったんだ。

From サク

 

返信が遅い。

 

咲から電話だ。

 

朔「もしもし・・・」

 

咲「・・・朔ちゃん、私ね」

 

咲らしくない弱々しい声だ。

 

咲「前の学校でもこんなことあったのね。
それで、大事な友達が・・・」

 

朔「ごめん、何も知らないのに」

 

声が震えてる。

 

泣いているのか。

 

咲「朔ちゃんに初めて会ったときに感じたの。
朔ちゃんなら私守ってくれるって」

 

咲、僕の事、過剰評価しすぎだよ。

 

でも、今は何故とか考えちゃ
ダメなような気がする。

 

朔「咲が僕が選んでくれたなら
頑張らなくちゃな、ごめんね、咲」

 

咲「朔ちゃん、会いたい」

 

もう、余計なことは何も考えるな。

 

自分が思ったまま行動していいんだ。

 

朔「今、外に出れる?」

 

咲「うん」

 

朔「すぐ行くから」

 

自分でもびっくりした。

 

咲の行動力が
僕に移ったんじゃないかと思った。

 

咲、寒がりだから必要だな。

 

学校の鞄から取り出し
ポケットに突っ込んだ。

 

ジャンバーを手に持ち急いで外に。

 

咲の方が早く外に出てた。

 

僕は、咲のもとへ走っていった。

 

朔「咲、公園まで行こうか」

 

僕は、咲の手を握りしめた。

 

公園に着く頃、
辺りは少し暗くなってきていた。

 

朔「咲、寒くない」

 

咲「大丈夫」

 

ゴールデンウィークを過ぎたと言っても
夜は、まだ寒い。

 

手短にしないと咲が風邪を引いてしまう。

 

朔「咲、僕にもう一度チャンスくれない?」

 

咲「チャンス?」

 

朔「うん、さっきメールで送った言葉、
取り消したいんだ」

 

咲は何も言わず頷いた。

 

なんでもできる奴は、
それはそれで悩みがあるんだ。

 

妬みで僻んだりするやつもいるだろう。

 

人間はおろかな生き物だ。

 

咲は、きっとそんなことで
嫌な思いをしてきたに違いない。

 

僕が咲を守るんだ。

 

どんなことがあっても
僕は咲の味方である事。

 

それが、今、僕のできる全てだ。

 

朔「咲、僕は、どんな時も咲の味方だから」

 

咲「朔ちゃん・・・うん」

 

朔「帰ろっか」

 

咲「うん」

 

朔「咲寒くない」

 

咲「ちょっと寒い」

 

カイロ忘れてた。

 

朔「咲、はい」

 

咲「朔ちゃん、ありがとう」

 

カイロ出すの遅すぎたな(笑)

 

帰り道、僕と咲は手を繋いで帰った。

 

 

 

to be continue

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