二人で見た雪は忘れない spring 12

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メール

 

僕は、よく空を見る。

 

それは、星を見る為じゃない。

 

僕は子供の頃、恥ずかしがり屋で
よく下を見ている子だった。

 

親が下ばかり向いてる自分に
言ってくれた言葉。

 

下ばかり見てると幸せが逃げると
教えてくれた。

 

だから僕は、辛くなった時は空を
見上げるようにしている。

 

*************************

 

朔「咲、誰かと付き合ってるの?」

 

咲「なに、それ。
まだ転校してきたばかりだよ、あはは」

 

朔「いや、前の学校でいたのかなって」

 

苦しい言い訳かな。

 

咲「気になる?」

 

朔「うん」

 

咲「へぇー、私気にされてるんだ」

 

焦らすなよ。

 

朔「別に、じゃあ、いいや」

 

咲「うそうそ、いなかったよ」

 

何やら、携帯を弄りはじめてた。

 

何してるんだろう?

 

ん?メールだ。

 

咲から、なんだろう?

 

私の事が気になる朔ちゃんに質問です。

どうして、

朔ちゃんは私の自己紹介の時

ちゃんと聞いててくれなかったんですか?

From saki

 

気が付いていたのか。

 

ちらっと咲の方を見ると
携帯の画面をガン見してる。

 

とりあえず、返信。

 

えっ、ちゃんと聞いてたよ。

From サク

 

本当は聞いてなかったな。

 

朔ちゃん、嘘つきだな。 ー30点

続いて第2問

公園で声掛けたときに猫が逃げましたが

タイミング悪いとき声掛けるなよって

思いましたか?

From saki

 

-30点?得点制か?

 

それより
なんでそんなことまで・・・超能力者かよ?

 

あー あの時の猫か。

別にそんなこと思ってないよ。

From サク

 

相変わらず返信は早いな。

 

はい、また、嘘ですね。 -30点

From saki

 

ちょっと待て
どうすれば、プラスになるんだ。

 

メールは次々とくる。

 

ボーナス問題です。当たると得点2倍です。

なんで、朔ちゃんは私をここに連れてきたんですか?

From saki

 

得点2倍って今 ー60点なんだけど・・・
この問題は高得点なんだろうな、
じゃないとマイナス抜けれないな。

 

それより
この先、どんな展開が待ってるんだ。

 

おっと、早く返事しなきゃ。

 

咲が星が見たいって言ってたし

見せてあげたかったし

そんだけかな。

From サク

 

どうだ!!

 

朔ちゃん、全然ダメ。

まるで分ってないな。

-150点

From saki

 

なんだと

 

朔「なんだよ、咲」

 

思わず立ち上がって咲を見た。

 

咲は、こっちを見て座れのゼスチャーをする。

 

なんの縛りプレイだよ!!

 

僕は、指示どうりに座る。

 

しばらく、沈黙があったが再びメールだ。

 

朔ちゃん、私の事

どう思ってるの?

From saki

 

どういう事?なに?

 

何これ?

 

どういう事?

From サク

 

最速の返信。

 

-50点

From saki

 

なんでマイナス?、質問もダメなのかよ。

 

-260点

 

もう後がないな。

 

真面目に答えよう。

 

再び返信してみる。

 

趣味も同じだし、部活も一緒だし、

家も近所だし、席も隣。

仲良くしてくれると助かる。

From サク

 

ちょっと、間があった。

 

朔ちゃんだもんね。

こんなもんだよね。

20点

From saki

 

え~っ、20点

 

なんかプラスになる気しねぇな。

 

また、メールだ。

 

いつまで続くんだ。

 

月がきれいですね。

From saki

 

なに?、太宰かよ。

 

星ばかり見ていたが
大分時間が経って月は綺麗見えてた。

 

そうだね。

From サク

 

しまった!!

 

普通に返してしまった。
チラッと咲の方を見る。
空を見上げて・・・えっ・・・泣いてる。

 

朔「どうした、咲?」

 

咲「・・・・」

 

 

 

to be continue

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