二人で見た雪は忘れない spring 11

投稿日:

流れ星

 

オリオン座は何であんなに
規則的に並んでるんだろう。

 

左右対称で誰が見てもすぐに覚えれる。

 

宇宙のあんな広い場所で規則的で
しかも、地球からすべて見えるなんて。

 

奇跡以外の何物でもないような気がする。

 

僕らの存在など小さくて儚く感じてしまう。

 

でも、何故だろう。

 

人を好きになったり、苦しんだりする
僕らのちっぽけな思考が
宇宙の理より大きく感じるのは
なんでだろう?

 

そして僕らは、何を求めて何処を
目指してるんだろう。

 

僕は、いつもそんなことを考えていた。

 

*************************

 

こんな時、何を話したらいいんだろう。

 

今、星を見ていい感じになっているのに・・・

 

さっきから色々考えてもいい考えが浮かばない。

 

咲「ねぇ、朔ちゃん」

 

朔「ん?どうした?」

 

なんかモジモジしている。

 

朔「咲、今日泊っていこうか?
夜遅くなるとじいちゃん迎えに
来させるの悪いし、それとも帰る?」

 

咲「まだ、いる」

 

朔「うん、わかった、じいちゃんに電話するよ」

 

とりあえず、じいちゃんに電話だな。

 

じいちゃんに色々注意事項を説明され、
今日はここに泊ることになった。

 

咲、きっともう眠いよな。

 

咲の所に戻る前に休憩室によって
布団を引くことにしよう。

 

それから、咲のもとに向かう。

 

朔「咲、休憩室に布団敷いたから眠くなったら
寝ていいよ」

 

咲「うん、ありがとう」

 

朔「一回ゲート閉めるね」

 

名残惜しそうにゲートが閉まるのを
咲はずっと見ていた。

 

携帯の時間を見ると、
もう少しで12時になりそうだ。

 

朔「咲、もう寝る?」

 

返事がない。

 

寝たのか?

 

朔「咲」

 

咲「ん?、寝ちゃってた?」

 

朔「布団で寝なよ、ここで寝たら風邪引くよ」

 

咲「うん」

 

咲を休憩室に連れていく。

 

朔「おやすみ、咲」

 

朔「あれ、朔ちゃん。どこで寝るの?」

 

朔「気にしなくていいよ、どこでも寝れるから」

 

よほど眠かったのか、すぐに寝てしまった。

 

僕は、寝付けずに再びゲートを開けて星を見る。

 

じいちゃん、朝日見れるって言ってたけど
ここから本当に見れるのかな?

 

朝日の事はどうでもいいかな、
今は星を見てたいし。

 

星はいつまでも見ても飽きない。

 

正直、一人で見ていた方が気楽でいいな。

 

星を見ながら色々考えていた。

 

女子は苦手だが、
なんか咲は大丈夫なんだよな。

 

むしろ、咲は好きな方だ。

 

ん?好き?なのか?

 

間違いないな、僕は咲が好きだ。

 

顔を左右に振り妄想を振り払う。

 

そうこうしてるうちに、もう2時だ。

 

?「あっ、流れ星!!」

 

本当だ。久々見た。ん?

 

朔「うわっ、びっくりしたわ」

 

朔「咲、起きたのか?」

 

咲「うん、運良かった、流れ星見れた。へへ」

 

朔「咲って、なんかタイミングいいよね」

 

いい意味でも悪い意味でも(笑)

 

咲「そうかもね」

 

なんでだろう、
この子、気配消し過ぎで怖いわ。

 

朔「咲も星見る?」

 

咲「うん」

 

朔「はい、毛布」

 

咲「ありがとう」

 

咲は、人懐こい猫みたいだ。

 

朔「なぁ、咲」

 

咲「ん?、なあに?」

 

朔「あのさー」

 

そういえば、女子との会話苦手だったな。

 

なんか面倒くさくて、無駄が多い。

 

女子の会話は、ストレスがたまる。

 

だから僕は、
女子と縁がなかったのかもしれない。

 

 

 

to be continue

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